新社会とは
もし、社会を最初から作り直せるとしたら。
そう考えたことがある人は、たぶん少なくありません。
税金の使われ方に納得がいかないとき。
働いても働いても生活が楽にならないとき。
制度の隙間に落ちて、誰にも拾われなかったとき。
「なんでこんな仕組みになっているんだろう」という違和感は、ここで働いている本人の中にも何度もありました。
新社会は、その違和感を出発点にした仮想の国です。
実在しません。
どこかの政党を支持するためのものでも、誰かを批判するためのものでもありません。
やることは一つだけです。
人間ができるだけ壊れずに生きられる社会を、ゼロから設計してみる。
そのために、今の社会にある制度を一つひとつ引っ張り出して、「これは何を解決するために作られたのか」「誰が得をして、誰が負担しているのか」「別のやり方はないのか」を、できるだけ具体的に検討していきます。
なぜ「理想論」にしないのか
「みんなが幸せに暮らせる社会にします」という文章は、誰でも書けます。
でも、それだけでは何も決まりません。
新社会では、理想を語る前に、必ず一つ先まで考えます。
たとえば「食料を大切にする国にします」ではなく、
食料をどう確保するのか。
農地は誰が持つのか。
価格が上がったら誰の家計が削られるのか。
輸入に頼るとどんなリスクが生まれるのか。
そこまで考えて、初めて「設計」と呼びます。
そして、どんな制度にも必ず副作用があります。
何かを良くすると、別の何かにしわ寄せが行きます。
新社会では、そのしわ寄せを隠しません。
前提を、正解にしない
今の社会には、当たり前のように前提とされていることがいくつもあります。
もっと頑張ればいい。
個人が適応すればいい。
普通に合わせられない方がおかしい。
今は我慢して、将来のために備える。
これらを、最初から間違っていると決めつけることもしません。
それぞれの前提には、それが必要とされてきた理由があります。
ただ、それを「唯一の正解」として扱うこともしません。
本当にそれしかないのか、一つずつ確かめていきます。
数字を、雰囲気で使わない
新社会では、人口や予算や制度の数字を扱います。
そのとき、それが「現実の統計」なのか「仮に置いた仮定」なのかを、必ず区別します。
根拠のない数字を、もっともらしく並べることはしません。
わからないことは、わからないと書きます。
まだ決まっていないことは、未決定と書きます。
誰のための国か
新社会が最初に考えるのは、いちばん条件が厳しい人のことです。
働けない事情がある人。
頼れる家族がいない人。
一度失敗したら、次がない人。
もし、そういう人でも人生が破綻しない設計ができたら。
それは、他の多くの人にとっても、今より少し楽に生きられる社会になるはずだという仮説から、このプロジェクトは始まっています。
証明されたわけではありません。
だからこそ、一つずつ検証していきます。
このページの先にあるもの
新社会には、まだ決まっていないことがたくさんあります。
これから、働くこと、お金、住まい、食料、社会保障、AIとの付き合い方について、一つずつ制度を設計していきます。
すべては、新社会の基本原則から始まります。
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