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この設計図は作成の途中です。数字は出典を確かめたものだけを載せ、推測や提案は「提案」と書き分けています。

暮らし

国が運営する施設

どの施設を「国が運営する」かは、国の形を決める大事な線です。何でも国営にすれば効率が悪くなり、何でも民間にまかせれば、お金のない人が使えません。

このページでは、まず国が運営する条件を決め、その条件に当てはまるものを一覧にします。

どのページも同じ順番で書いています。日本の今 → 困っていること → 改善案 → 比べてみる → 見込めない点 → 実現の道筋。いまの制度は「出発点」であって、「制約」ではありません。世の中の常識や前例に合わせるのではなく、困る人がいちばん減る形を基準に、変える幅も自分で決めて提案します。

1. 日本の今

  • 水道は、市町村が経営するのが原則です。2018年の水道法改正で、運営を民間に任せる仕組み(コンセッション)も使えるようになりました。
  • 職業相談はハローワーク(国の機関)、法律相談は法テラス(国の支援機関)が担っています。
  • 病院は、国立・自治体立・民間が混在し、救急や災害の備えは地域で差があります。
  • 郵便・貯金は民営化されました。

2. 困っていること

  • 採算が取れない地域から、施設が消える。病院、バス、鉄道、金融の窓口が、人口の少ない地域から先に撤退します。
  • 「困ったとき、どこへ行けばいいか」が分からない。相談窓口が、テーマごとにばらばらです。
  • 緊急時に止まる。災害や感染症のとき、民間の判断だけでは、必要な場所に必要なサービスが届きません。

3. 国が運営する条件

次の4つのうち、3つ以上に当てはまるものを、国(または国が全額を出して管理する公的機関)が運営します。

  1. 誰にとっても必要で、代わりがない。
  2. 市場にまかせると、採算が取れない地域や人が出る。
  3. 独占になりやすい。一つの会社が止まると、多くの人が困る。
  4. 緊急時に止められない。災害・感染症・停電などのときも動く必要がある。

運営の形は3つに分けます。

形中身例
国が直接運営職員が公務員。民営化しない相談所、シェルター、基幹の通信・送電、基本口座
公設民営建物・設備は国。現場の運営は民間や非営利に委託(成果と料金を公開)地方の公共交通、図書館、介護の基幹施設
民間+規制民間が運営。価格・安全・差別を国が監督飲食店、小売、一般の住宅

4. 国が運営する施設の一覧

施設・サービス形設置の基準(提案値)利用者の負担
救急・災害・感染症の拠点病院国が直接全国どこでも救急車で30分以内通常の医療費
水道・下水公設(民営化しない)全世帯に接続実費。払えない世帯の減免
送電網・基幹通信網国が直接全国実費
公共交通の最低限(地方の幹線バス・鉄道)公設民営徒歩圏の停留所から、拠点まで1日6往復低額
公立学校・給食国と自治体通学30分以内無償(給食を含む)
保育・学童・基幹の介護施設公設民営待機ゼロを基準所得に応じる
公営住宅国と自治体住まいのページ所得に応じる
なんでも相談所国が直接各中学校区に1か所+24時間の電話・チャット無料
緊急シェルター(DV・虐待・路上)国が直接各都道府県に複数無料
基本口座(誰でも無料で作れる口座)国が直接全国無料
図書館・無料の公共Wi-Fi公設民営市町村に1か所以上無料
法律・職業の相談(現行の拡充)国が直接なんでも相談所に併設無料
食料と農地の備蓄・バンク国が直接国内の備蓄を平時から管理—

5. 仕組み

なんでも相談所

  • 生活費、住まい、職場の人間関係、いじめ・ハラスメント、心の不調、法律の困りごとを、1か所で受けつける窓口です。
  • 相談員が内容を聞き、必要な窓口へ本人の代わりにつなぎます(たらい回しをなくす)。本人の同意なしに、職場や家族へ連絡しません。
  • 夜間・休日は、電話・チャットで受けます。人間関係と安全と医療・メンタルヘルスの窓口として使います。

基本口座

  • 住所や就労の有無に関わらず、本人確認ができれば誰でも手数料なしで作れる口座です。給付金・賃金・年金の受け取りに使えます。
  • 国が直接運営し、民営化しません。

運営の評価

  • 公設民営の施設は、利用者数、待ち時間、料金、苦情の数を毎月公開します。
  • 基準を3期続けて満たさない運営主体は、委託を打ち切ります。

6. 財源

財源の主な出どころは、税制の一覧の見直しで生む税収と、歳出の整理です。施設ごとの費用は、まだ試算していません。優先度の高いものから段階的に整えます。

  1. なんでも相談所、基本口座、緊急シェルター(費用が小さく、困りごとに直接届く)
  2. 救急・災害の拠点病院、公共交通の最低限
  3. 保育・介護・公営住宅

7. 比べてみる

他国の公共施設の運営は、確認できた範囲で追記します。このページでは、日本の現状と提案を比べています。

項目日本(現状)提案
相談窓口テーマごとにばらばらなんでも相談所に集約
水道市町村経営、民間委託も可公設(民営化しない)
金融の入口民間口座、郵便は民営基本口座を国が運営
地方の交通採算が取れないと撤退公設民営で最低限を保証

8. 見込めない点・副作用

  • 国の運営は、現場の工夫が出にくく、費用が膨らみやすくなります。公設民営で評価を公開するのは、その歯止めです。
  • 施設を増やす費用は、税収が増えない間は、他の支出を減らす必要があります。
  • 基準を満たすだけの施設を、人口の少ない地域に置くと、利用者1人あたりの費用が高くなります。
  • なんでも相談所に情報が集まると、個人情報の管理が重要になります。

9. 実現の道筋

  • なんでも相談所、緊急シェルター、基本口座は、法律の改正を待たず、既存の窓口(ハローワーク・法テラス・自治体)を束ねる形から始められます。
  • 水道の民営化禁止、基本口座の法的な位置づけには、法律の改正が必要です。

※特定の政党や団体の主張には寄せていません。設置基準の数字は「提案値」で、叩き台です。